形見分けの一般的なやり方とはどんなものか

2018年03月12日
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葬儀終了後に一定期間経過すると、故人にゆかりのある方に対して形見分けを行うのが通常です。亡くなった方の身に付けていたものや、所持品の一部をゆかりのある友人や近親者で分けることを指します。これは、皆で故人の物を分けることで、個人を偲び思い出を共有することを目的としています。

形見分けを行うタイミングは、通常、四十九日などの法事と合わせて行うと都合が良いと考えられ準備をしておくと良いでしょう。故人の供養にもなると考えられており、期間をおくのが適切であるとされています。しかし、賃貸住宅等ではすぐに引き払う必要があるため葬儀修了後にすぐに実施するケースもあります。

また、形見分けを一部の相続人で実施するのではなく、故人の意思を尊重して行うことが大切ですので、注意すべきポイントを以下にまとめておきましょう。特に誰にどれを渡すのか等は決まっていませんが、故人との付き合いの程度や年齢など、その関係性を考慮して選ぶようにしていきます。

ただし、遺言書があったり生前に意思表示があった場合は、その内容に従うのが望ましいと言えます。また、あまりに高価なものは、贈与税の対象となり後に迷惑をかけてしまう可能性がありますので注意が必要です。また、無用なトラブルを避けるためにも、相続人間での遺産分割協議が終了するのを待ってからにすると良いでしょう。

注意したいのは無理強いをしないこと、及び関係性が薄い方は避けること等、配慮が必要なケースがあります。