神式葬儀は通夜際と遷霊祭をおこなう

2016年11月03日
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神式葬儀において通夜や葬儀にあたる儀式は神職にお願いします。とはいえ、神社ではなく自宅や斎場などで行い、自宅の場合には略式になることが多いです。正式には故人の氏神に依頼しますが、そうでなくても大方引き受けてくれます。神職への招待や御礼の渡し方は基本的に仏式と同じですが、表書きが異なります。金額は葬儀の規模などによって変わるので、業者か神社の社務所に直接尋ねるのが一般的です。御礼は喪主が神社に出向いて渡します。

通夜祭と遷霊祭が行われますが、後者は神式独自の儀式です。仏式の通夜にあたる通夜祭では席次や喪服なども仏式とほぼ同じです。通夜祭の後に遷霊祭が行われますが、これは故人の霊を仏式の位牌にあたるものに移す儀式になります。それが終わると、故人は神になり男性は命、女性は刀自命もしくは姫の命になります。